ころ なま いし

言語化と可視化

5月に聴いた良い曲

6月も中旬に突入してしまった。

まだ梅雨入りしていない地方なので天気がすこぶる良くて。

湿度、上がらないで・・・。

 

今月は

めがねこ (@srngs_meganeko) | Twitter

さんのところの2021年上半期楽曲10選書くから今回のブログはざっくり、ざっくり。

 

1. アプルフィリアの秘め事 藍月なくる

作詞:結崎有理 作曲:蒼井純人

 

間奏からのラスサビへ向けての盛り上がりが凄すぎる。

上昇収束的な。

 サブスクのは棗いつきさんのカバーです。

2. オノマトペ feat. りりあ。 羽生まゐご

作詞・作曲・編曲:羽生まゐご

 

おのれ おのれ の歌い方がとても好き。

感情表現。

ちゅーるちゅーるのところも。

曲名通り歌詞での擬音の使い方が秀逸。

 

3. ストロボ 空白ごっこ

作詞:セツコ 作曲:針原翼 編曲:棚橋EDDYテルアキ

 

最初はあんまり・・・だったのになぜか繰り返し聴いていたらどんどん深みに嵌まっていった。

MVがライブハウスでの映像なんですけどやっぱりライブハウスは良いですね。

6/9、ロックの日にコロナ禍で初めてライブハウスでライブ観ましたけど、やっぱりライブハウスで爆音浴びるのは最高でした。

 

4. 幸福なわがまま 三月のパンタシア

作詞:みあ 作曲・編曲:堀江晶太

 

ばか!のところが可愛すぎんか。可愛すぎる。

歌詞が全体的にキラキラしてて可愛さに溢れているのに、ベースがひたすら動きまくってるの本当にキモい(褒め言葉)。

 

5. 僕たちの 神様、僕は気づいてしまった

作詞・作曲・編曲:東野へいと

 

救われない分 救いに行くんだ

この歌詞が天才過ぎて衝撃的、鳥肌。

東野へいとさん作詞家としてあまりにも凄い。

どんな人生を歩めばこのようなハッとする歌詞が書けるのか・・・。

サウンド面もすぐに東野へいとさんの音だとわかるのも圧巻。

Twitter上で東野へいとさんのコンポーザーとしての言及が少ないのが個人的に残念。

 

 

世の中のレポートには、「出さない完璧なレポートより、しっかり提出するゴミみたいな出来のレポート」のほうが評価されるという認識があるので今回のブログはちゃんと書いて形にすることが大事なんだと言い聞かせている・・・。

ていうかね、5月のリリース楽曲に良い曲が多すぎた。

 

終わり

【なんで】2020年楽曲10選【今更】

一生5月の気温でいい。

 

2020年楽曲10選です。

 

冬はこころが終わって書けなかったので。

 

 

 1. こんな命がなければ 月詠

作詞・作曲:ユリイ・カノン 編曲:月詠

 

ボーカロイドPとして知られるユリイ・カノンさんを中心に結成されたバンドの1曲目。

秋の終わりごろにMVがYouTubeに投稿されて、そういえばユリイ・カノンさんの曲あんまり聴いたことなかったなと思い聴いてみたところ、とんでもなく刺さって現状iTunesライブラリ集計で再生回数1位です。

Apple Music REPLAY 2021でも今のところ1位。

 

命をテーマにした歌詞、バンドサウンド、ボーカルのmikotoさんの歌の全てがハイレベル。

1曲目で…この次元…。

 

無様に命が叫んでいるだけだ

 

何度詠っても 何度紡いだって 描くのはいつも君だ

 

この部分のmikotoさんの感情の込め方があまりにも凄すぎて。

 

月詠みは今後、確実にくるのでよろしくお願いいたします。

 

2. 暗く黒く ずっと真夜中でいいのに。

作詞・作曲:ACAね 編曲:100回嘔吐, ZTMY

 収録『ぐされ』

 

曲の展開が凄い。

曲が進行していくたびにガラッと表情が変わっていって、それでいてその接続が自然すぎる。

イントロはボーカルとピアノだけなのにメロが変わっていくと楽器がどんどん加わって聴き飽きないどころか、さらに引き込まれていきます。

 

暗く黒く、深さの底が知れない、そんな曲。

 

3. HATENA PENGUIN RESEARCH

作詞・作曲:堀江晶太 編曲:堀江晶太PENGUIN RESEARCH

 

ボーカルの生田鷹司さんの主人公ボーカルが遺憾なく発揮されていて、自分について、生きることについて、疑うことを強く問いかけてきます。

ボーカルに楽器隊の全ての音が揃ったときの音圧と破壊力、それが全てにおいて至高。

 

曲の途中に過去の楽曲のメロディが複数盛り込まれているところがありますが、個人的にラスサビ前の「それでも」のところの近日公開第二章が重なっているところが良すぎて。

それでも闘う者達へと近日公開第二章を重ねるところ、どう考えても天才の発想。

 

4. 23時の春雷少女 鬼頭明里

作詞・作曲:田淵智也 編曲:やしきん/成田ハネダ(パスピエ)

収録『STYLE』

 

イントロはベイビーレイズJAPANの言わずと知れた名曲であるところの「夜明け Brand New Days」を彷彿とさせるイントロで始まり「⁉︎」と困惑しつつ、曲が進行していくと、この曲はベースとキーボードの音が素晴らしいと実感。

キーボード方面のアプローチが田淵智也さんのLiSAさんを筆頭とした他のアーティストへの提供曲とは違うロックサウンドの提唱であると感じます。

 

歌詞についてはストーリー展開が天才。supercell第2期(nagiさんがボーカルだった頃)の様な恋心の移ろう展開が秀逸。
supercellとは違った物語的なストーリーの組み立てと言うよりは、どちらかと言うと時間の経過による春雷に例えた少女の心情の変化の組み立てがとても理知的に感じました。

 

名前をつけよう 君が恋だった

 

証明は終わり これが恋だった

 

この着地の仕方だけでこの曲の歌詞に置いて文句のつけようがない。

 

5.花に雨を、君に歌を THE BINARY

作詞・作曲・編曲:ユリイ・カノン

収録『Jiu』

 

ユリイ・カノンさんの命や過去に対する考えに甚く共感する。

 

何度 傷を抉って 消えぬ過去を呪って
それで何かが変わる気がしたんだ

 

消えないようにと何千回だって君を綴れど
どんな言葉も どんな思いだって過去に変わって

君を想っても 痛みのない
時が来てしまうだろうか

(これはこんな命がなければの歌詞)

 

そして

 

いつだって歌を灯せばそこに僕がいる
そうだった ただそれだけで
僕は救われていたんだ

 

音楽が好きな人間からしたらこの歌詞が音楽を好きでいる理由を的確に表現しているように思います。

 

音楽というのは自分にとって、逃げや挫折、絶望に対して上から降り注ぐ光みたいなものであり、同時に心臓と血液であるので。

 

6. 思想犯 ヨルシカ

作詞・作曲・編曲:n-buna

収録『盗作』

 

Bメロからサビにかけてのベースラインの色気が凄い。

演奏の何もかもが洗練されていて無駄がないんです。

suisさんのボーカルも低音寄りで深みが増しています。

 

認められたい、愛したい
これが夢ってやつか
何もしなくても叶えよ、早く、僕を満たしてくれ

 

死にたくないが生きられない

 

どちらの歌詞も常々思うこと。

 

7. アングレイデイズ ツミキ

作詞・作曲・編曲:ツミキ

収録『SAKKAC CRAFT』

 

日本語ってこんなに難解なんだって歌詞を見ると思いますね。

 

2Aメロから加速して2Bメロに突っ込んで、更にそのまま2サビに雪崩込んでいくところが好き。

そのままの勢いを保って最後まで突っ走って行くところが上がりっぱなしで堪りませんね。

高速高音で大量の歌詞を音に乗せて叩き付ける曲ってwowakaさんを起源としたボカロ曲の醍醐味。

 

8. アンチテーゼ 夏川椎菜

作詞・作曲・編曲:すりぃ

収録『アンチテーゼ』

 

高速高音で大量の歌詞を音に乗せて叩き付けてくる曲を人間が歌うときに、声のプロである声優アーティストが歌うのってかなり最適解だと思うんですよね。

 

滑舌、歌唱力、表現力が約束されているので親和性がとても高い。

そういったことを強く感じた曲。

 

ボカロ曲の無機質さに、人間の表現力を確かな歌唱力で掛け算することができれば、ほぼ良い曲になってしまうのでは?

 

9. 畢生よ 花譜

作詞・作曲・編曲:カンザキイオリ

収録『魔法』

 

命と人間と人生について偶によくそこそこ考える時があるんですけど、カンザキイオリさんの考えも好きなんですよね。

 

見失ったものばかりで
守れなかったものばかりで
しかし 確かに胸を張って
なりたい未来がある

 

愛すべき者達を
愛すべきと気付いた
畢生よ

終わるのなら あなたの希望となる

 

 

HATENA PENGUIN RESERCH に対する回答に近いのかもしれない。

 

10. Till the End ReoNa

作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.) 作曲・編曲:毛蟹(LIVE LAB.)

収録『unknown』

壮大、荘厳な楽曲。

 

栄光はなくても 正常じゃなくても

きっと命は続いていく

成功はなくても 正解じゃなくても

きっと命は続いていく

Till the End

 

命と人間と人生について、きっと最後まで答えはでないと思うし、正解も分からないまま。

 

それでも分からないことを問いながら命は終わりまで続いていくのだと思います。

 

そして、続くのなら終わりまで行こうと思いました。

 

 

文章が段々少なくなって、竜頭蛇尾だと思わんといてくださいよ(小声

2020年楽曲10選、終わり!

最近聴いたすごい曲

春なので気分がいいです。メンタルが越冬を果たしました。

冬はこころが終わるので冬眠したい。

 

裏表ラバーズ

作詞:wowaka 作曲:wowaka

収録『アンハッピーリフレイン』

 

人生で初めて聴いたボカロ曲。

高校生になって4月の教室でクラスメイトが音楽プレイヤーからそのまま垂れ流していました。

今までに聴いてきた音楽とは全く別物の何かで未知の体験でした。

人間の声じゃないし、速いし、歌詞が難解。スッと入ってこない。

この曲をきっかけに色々とボカロ曲を聴くようになりました。

 

イントロのカウントダウンから大量の音が流れ込んできて、高速高音でまくしたてられるかのような機械音声の歌。

最初は速くて歌詞を聞き取ることができなかった。

理解が追い付かないし、歌詞の内容もこれまでに聴いたことのある歌詞とは全く違う歌詞。

何から何まで新鮮な未知との遭遇の音楽体験で言いようのない衝撃を受けました。

 

 

三日月ステップ

作詞:r-906 作曲:r-906

 

軽快なリズムとメロディが印象的。

シンプルな進行で奇をてらったような展開がないのに飽きることがない曲。

 

一方的に愛を語らせてよ

 

いついつまでも 片想い

 

ステップを踏むようなリズムに乗せての片想いの歌詞が流線型の三日月のラインのよう。

 

アノニマスファンフアレ

作詞:ツミキ 作曲:ツミキ

収録『SAKKAC CRAFT』

 

高速高音ボカロック。

歌詞が難解に輪をかけて難解。

日本語の難しさと深さが歌詞から伝わってくる。

電子音に加えてギターや鍵盤の音が入っていて濃密です。

 

「人間が歌うことを想定していない曲」の源流がおそらくwowakaさんであろうという話を上でしたわけですが、r-906さんもツミキさんも間違いなくこの影響を受けているんですよ。

むしろwowakaさんのボカロ曲の影響を受けていないボカロPのほうが少数なんじゃないかってくらいに。

 

結論を言うとwowakaさんは偉大。

 

あまりにも。

 

ボカロシーンを語る上ではwowakaさんが切り拓いた「人間が歌うことを想定していない曲」という新しい音楽のジャンル抜きには語れないんですよ。

wowakaさんのボカロ曲の中で1番多大かつ甚大な影響を与えたであろう「ワールズエンド・ダンスホール」については後で他の記事で書きたい。書く。

 

ダウナーウィッチ

作詞:廉 作曲:廉 音纒:友達募集P

 

去年から活動開始で3作目でこのクオリティの高さ。

凄過ぎる。

伸びしかない。

若い才能が次から次へと湧いてくるインターネット恐ろしい。

曲の展開がどんどん変化していきます。その接続が上手すぎる。

サビから雰囲気がガラッと変わって加速していき、完全な~からの中毒性と耳に残る歌詞が印象的。

イントロの電子音がイカサマライフゲイム-kemuを彷彿とさせますが、廉さんはトーマさんからの影響を受けていることをTwitterで公言されています。

音回りを1作目から友達募集Pさんに依頼されているところから音に対する真剣さと本気度合いが伝わってくる。

 

余談、廉さんのTwitter IDはren_suimin なんですけど、NeruさんのID、neru_sleepに狙って寄せているのか偶然かどうかは不明ですが面白いなと思っています。

 

片翼のディザイア

作詞:sky_delta 作曲:sky_delta

収録『アプルフィリアの秘め事』

 

音圧凄い。

ロックよりほぼメタル寄りなのでは?

情報量が最初からすごいのに間奏に入ったところからとんでもないことになっています。

この間奏ほぼデンカレ(電気式華憐音楽集団)みたいなもんだろ…。

曲だけ聴いても満足できそうなくらいにカロリーが高いです。

 

ボーカルの藍月なくるさんと音楽のsky_deltaさんは2人でEndorfin.という同人音楽ユニットで活動もされているので気になった方は要チェックです。

 

終わり

 

Islet feat. Sando Aoi 特集

今回の記事では2020年春M3で出会って、今とても聴いているIsletについて書いていきます。

※去年書いた別のブログの記事を加筆修正したものです。

 

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今回紹介する楽曲の収録されているアルバムの特設サイトはこちら。

islet-cyanide.tumblr.com
ではやっていきましょう。


紹介する曲順はYouTubeに投稿された時系列です。

 
Islet
作詞作曲:Tazuneru 
編曲:樂

ゲストボーカル:Sando Aoi
 

1. Shelter

Sando Aoiさんの透き通っていて尚、芯のある歌声は雨をテーマにした曲との親和性が抜群です。

 

雨と憂鬱、生きることについて考える歌詞が曲に乗ってしっとりと語りかけて来ます。


僕と君が2番以降、雨の降る眠れない夜を過ごしやがて最終的に二人での生き方を見つけていく展開が綺麗で美しいです。

 

2. ときのこえ


ときのこえ、完全神曲

 

イントロのふわふわとした柔らかな音から始まり、そこにギターが合わさって展開していく音がもういいんですけど、

Sando Aoiさんのボーカルが入ってきた瞬間にこれはもう曲としてやられました。

サビの伸びやかな高音、そして特にこの他の追随を許さない清涼感の溢れるボーカルは今まで色々な女性ボーカルを多少は聴いてきたんですけどこの人が1番だと思います。


とにかく歌詞とボーカルの声と曲との組み合わせが化学反応を起こしてとんでもない爽やかさと清涼感を放っているのがこの楽曲です。


CYANIDEの中で1番好きなのにiTunes Storeで評価見たら他の曲より人気なくて疑問符が浮かんでいます。


Sando Aoiさんのボーカルは透明感と清涼感と爽快感に溢れていて
水や風と空、空気、時間、星空といったものを歌で表現させると他の追随を許さないですね。

 
ときのこえは歌詞の表現が美しすぎる。


「藍」と「白」、「波」と「鯨」、「音」、「鼻唄」、「風」

これでもかと情景豊な言葉が出てきて、それらを見事に繋いで表現しているじゃないですか。

 

ここまで澄んだ表現に溢れる曲は他にないでしょう...。

 

3. 君とコーヒー

朝に聴きたい曲。
起床してコーヒーを淹れてくれる人がいたら、始まりの朝が間違いなく良いものになります。


朝のゆったりとした情景とコーヒーを淹れてくれる存在が優しくシンプルな歌詞で表現されていて、そこに重なる曲も目が覚める如何にも朝といった音がします。


この曲に登場する「君」とても大切な存在なのが歌詞からよく伝わってきます。

 

始まりの朝は君の声で 

 

始まりはいつも君の声で

 

4. ハナヒトツ

モノクロな世界観もSando Aoiさんのボーカルに合っていますね。

 
あの頃みたいに無垢になれたらと、白くあれたらと棄てた心に残った残滓の感情。


絡み合う感情が一つ花を咲かせたのでしょう。


満たせない空洞、そこに渦巻く果てしない感情と溢れ出す焦燥が「あなた」によって報われることはあるのか。


色のない人生、後がない人生、孤独な日々に。

 

5. 渉り星 / Islet feat.Sando Aoi×夕凪夜


どこまでも透き通る透明な星空の曲。


男性ボーカルの夕凪夜さんの歌もSando Aoiさんに引けを取らない素晴らしいボーカルです。


イラストで分かると思うんですけどこれは七夕の曲です。

 

風になって あなたのことを

攫ってしまえたら
花になって あなたと
夜を舞って みたいのさ

 
1年に1度しか会えないからそう思って

 

星空を泳いで 繋いで

あなたに会いにいくよ
一瞬の愛瀬と 別れの夜
玉響を歌って 踊って

息を合わして
せーので

愛を言い合って 約束をしよう

 

1年に1度しか会えないから約束をして

 

風になって 花になって
夜を舞って 夏が去って
季節がまた巡って
夏の匂いがしたら
あなたに会いに行くよ

 

最後にこれで終わる流れが最高に綺麗で美しすぎる。

 
歌詞すべてが主役を張っていると言っても過言ではない無駄のない構成が完成度の高さを物語っています。

 

Isletの楽曲を総括すると「綺麗」、「美しい」という言葉しか出てこないな…。 

 

以上、Islet feat. Sando Aoi 特集でした。

 

電気式華憐音楽集団というバンド ~デンカレ楽曲個人的10選~

この記事は去年書いた別のブログの記事を加筆修正したものです。

 

治安の悪い音がするつよい音が鳴っている曲は好きですか?


私は好きです。

 
そんなわけで今回は

同人領域で1番治安が悪いつよい音が鳴るのは電気式華憐音楽集団(デンカレ)だと信じて疑わないので


電気式華憐音楽集団(以下デンカレ)についての記事を書きます。

 

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そもそもデンカレとはどういったバンドなのかというと


2001年にメインコンポーザの”電気”とヴォーカル”華憐”によって結成。 主にPC美少女ゲームへの楽曲提供を中心に活動する。

 

ユニット名である「電気式華憐音楽集団」は初の曲提供をする際、楽曲はできたもののユニット名など一切考えてなかった電気氏と華憐嬢が困っていたところ、その場にいた友人のグラフィックデザイナー氏がなんとなく提案、電気氏が即採用したものである。

 

通称はデンカレ。

 
世のバンドやユニットの多くは横文字を多様している中、漢字9文字というロック魂と大和魂溢れるネーミングをしたことにより、メディア、ファン、果てはクライアントにまで良く名前を間違えられる。


過去の誤植例:電気的華憐音楽集団、電気式可憐音楽集団、電気式華鱗音楽集団、デカレン等。

 

では楽曲紹介をやっていきましょう。

 

1.館廻り

作詞:華憐 作曲:電気 編曲:電気/Denkare
収録『華憐的音楽集Ⅲ』

館廻り

館廻り

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

デンカレで一番好きな曲。


陰鬱とした館の扉の閉まる重厚な音から曲が始まります。


間奏がカッコいい曲がとてつもなく好きなんですけど、人生で今まで聴いてきたすべての曲の中で1番この曲の間奏が好きと言っても過言ではないです。


3:11から始まるギターの掛け合いからのギターソロ、これが最高。
ここを聴くためだけにこの曲聴いてるまである。

 

2.B.M.S

作詞:華憐 作曲:Gaku 編曲:Denkare
収録『BLACK BOX Special Disc for HEADBANGERS [Disc 3] DENKARE THE BEST [Disc 1]』

フォロワーになんかつよい曲ない?って聞いて勧められて聴いて衝撃を受けた曲。


こんなにすごい音が鳴っているの曲があるのかと当時綺麗な(?)曲しか知らなかった自分には新鮮でした。


イントロからもうぶっ飛ばしているでしょこれ。


例に漏れず間奏がハチャメチャにカッコいい。

 

3.C.M.S

作詞:華憐 作編曲:Gaku
収録『電気式音楽集Ⅲ』


全体を通して鳴っているつよい音、そして1:59からのピアノソロが最高すぎる!!!


M.Sシリーズの間奏のつよさは本物。


シリーズっていうくらいなので、他にもY.M.S、R.M.S、V.M.Sという曲も存在します。

 

4. Phantasmagory

作詞:華憐 作曲:電気・音 編曲:電気・音・Denkare
収録『CARNAVAL THE ABYSS』

ピアノから静かに始まりやがて炸裂する音。


サブスクの登場でイントロが短くなっているっていう話を見聞きしましたけど、それでは出会えないであろう曲です。


1分くらいイントロ。


同じことしか言えないけど間奏が本当にカッコいい。

 

 

5. gemini

作詞:華憐 作曲:Gaku 編曲:Gaku・Denkare
収録『華憐的音楽集Ⅱ』

 デンカレで初めて買ったアルバムの1曲めに入っていてこれまた衝撃を受けた曲。


これがメタルだ!って教えられた気がします。
デスボ入ってるし。


これはサビの

 

神よ我が身分け与え給え

例えこの身滅びようと

救いたい人がいる

 

の部分が特に印象的で好きです。


6. Elder Things

作詞:華憐 作曲:電気 編曲:電気/式
収録『電気式音楽集Ⅱ』


サビの歌詞が数え歌になっています。

 

曲の面ではデンカレのギタリスト、初代式さんが編曲に参加されていて、ギターが非常にアグレッシブな曲調です。


常に鳴り続けているギターの音色がかっこいい。


7. Nekuraholic

 

 

作詞:華憐 作曲:電気 編曲:式/電気
収録『電気式音楽集Ⅱ』

電波曲。


と思いながら聴いていると29秒後には衝撃的な展開が待ち受けている。


キラ☆キラ☆ まだまだ だいしゅき!

killer killer murder murder die should kill


電波曲(猫かぶっているとき)

 

ヘヴィメタル(本性)


ある意味デンカレを体現しているかもしれない曲。

 
8. キラ☆メキ♪シンデレイション

作詞:華憐 作編曲:Gaku
収録『華憐的音楽集Ⅲ』

電波曲?

にしては開幕からのベースの音が異質というかゴリゴリ重い。


歌詞の内容としてはアイドルソングなんですけど曲がキモい!(超褒めている)。


一生ドコドコしている。


間奏も速くて激しいというわけではないけどデンカレにしては面白い構成な気がします。

 
9. 春の陽

作詞:華憐 作編曲:電気
収録『華憐的音楽集Ⅱ』

デンカレ楽曲はメタル、電波だけに留まらない。

むしろバラードこそが本質かもしれない。


オールジャンルで楽曲を作れるから全ての曲が引き立てあっていると言える。


キーボード担当の音さんの繊細なピアノの音が春の陽と舞い散る桜を連想させるこの曲。


舞い散る桜というのは個人のイメージですが。


ピアノの音だけで春の情景を表現するの凄すぎる。

 

君の笑顔取り戻せる
為なら僕は何度足掻くだろう

時が巡ってまた君に会う度恋をした

 

君が笑顔閉ざしたまま
泣くなら
何処にいても駆け付けよう

どんなに隠しても僕は君を見つけ出せる

 

君の笑顔初めて見た

あの時きっと僕は恋に落ちた

鼓動と鼓動 いま
重なる場所二人のもの

 

ここまでサビの歌詞が全部好きな曲そうそうないです。

 
10. Corundum

作詞:華憐 作編曲:Gaku
収録『華憐的音楽集Ⅲ』

Corundum

Corundum

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com
これもバラードだとは思うんですが、曲がすごいヘヴィ。


イントロのピアノの重厚さ、そこから重なり合う楽器の音圧。


Corundumはデンカレの曲の中で歌詞が一番好き。

 

深淵へと紡ぐ小さな軌跡に
僕は君の為ならば堕ちて行ける
暗闇に飲まれて失う心に
微かに宝石が光る 

 

とか

 

絶望へと続く扉の向こうで
君が待っていると言うなら
堕ちて行こう
消えない傷跡に残した痛みに
破滅の音が聞こえる

 

ここぜんぶすき。

 

ラスサビ

 

深淵へと紡ぐ小さな軌跡に
僕は君の為ならば堕ちて行ける
暗闇に飲まれて失う心に
微かに宝石が光る
君へ辿り着くように

 

 最後の「君へ辿り着くように」が終わり方として最高なんです。

 

君の為なら堕ちて行くことも

絶望すらを選ぶことも厭わない

 

という歌詞が本当に好き。

 

というわけでデンカレ楽曲個人的10選でした。

 

 

デンカレのリンク貼っておくので気に入った方がいたら色々聴いてみてください。

同人とは思えないとんでもないクオリティの楽曲がメタル、バラードなどたくさんあります。

 

電気式華憐音楽集団をApple Musicで


あと言えることは速くサブスクに華憐的音楽集Ⅲを追加してくれというのと
来年活動20周年だから記念の箱を出してくれということです。