ころ なま いし

言語化と可視化

最近聴いたすごい曲

春なので気分がいいです。メンタルが越冬を果たしました。

冬はこころが終わるので冬眠したい。

 

裏表ラバーズ

作詞:wowaka 作曲:wowaka

収録『アンハッピーリフレイン』

 

人生で初めて聴いたボカロ曲。

高校生になって4月の教室でクラスメイトが音楽プレイヤーからそのまま垂れ流していました。

今までに聴いてきた音楽とは全く別物の何かで未知の体験でした。

人間の声じゃないし、速いし、歌詞が難解。スッと入ってこない。

この曲をきっかけに色々とボカロ曲を聴くようになりました。

 

イントロのカウントダウンから大量の音が流れ込んできて、高速高音でまくしたてられるかのような機械音声の歌。

最初は速くて歌詞を聞き取ることができなかった。

理解が追い付かないし、歌詞の内容もこれまでに聴いたことのある歌詞とは全く違う歌詞。

何から何まで新鮮な未知との遭遇の音楽体験で言いようのない衝撃を受けました。

 

 

三日月ステップ

作詞:r-906 作曲:r-906

 

軽快なリズムとメロディが印象的。

シンプルな進行で奇をてらったような展開がないのに飽きることがない曲。

 

一方的に愛を語らせてよ

 

いついつまでも 片想い

 

ステップを踏むようなリズムに乗せての片想いの歌詞が流線型の三日月のラインのよう。

 

アノニマスファンフアレ

作詞:ツミキ 作曲:ツミキ

収録『SAKKAC CRAFT』

 

高速高音ボカロック。

歌詞が難解に輪をかけて難解。

日本語の難しさと深さが歌詞から伝わってくる。

電子音に加えてギターや鍵盤の音が入っていて濃密です。

 

「人間が歌うことを想定していない曲」の源流がおそらくwowakaさんであろうという話を上でしたわけですが、r-906さんもツミキさんも間違いなくこの影響を受けているんですよ。

むしろwowakaさんのボカロ曲の影響を受けていないボカロPのほうが少数なんじゃないかってくらいに。

 

結論を言うとwowakaさんは偉大。

 

あまりにも。

 

ボカロシーンを語る上ではwowakaさんが切り拓いた「人間が歌うことを想定していない曲」という新しい音楽のジャンル抜きには語れないんですよ。

wowakaさんのボカロ曲の中で1番多大かつ甚大な影響を与えたであろう「ワールズエンド・ダンスホール」については後で他の記事で書きたい。書く。

 

ダウナーウィッチ

作詞:廉 作曲:廉 音纒:友達募集P

 

去年から活動開始で3作目でこのクオリティの高さ。

凄過ぎる。

伸びしかない。

若い才能が次から次へと湧いてくるインターネット恐ろしい。

曲の展開がどんどん変化していきます。その接続が上手すぎる。

サビから雰囲気がガラッと変わって加速していき、完全な~からの中毒性と耳に残る歌詞が印象的。

イントロの電子音がイカサマライフゲイム-kemuを彷彿とさせますが、廉さんはトーマさんからの影響を受けていることをTwitterで公言されています。

音回りを1作目から友達募集Pさんに依頼されているところから音に対する真剣さと本気度合いが伝わってくる。

 

余談、廉さんのTwitter IDはren_suimin なんですけど、NeruさんのID、neru_sleepに狙って寄せているのか偶然かどうかは不明ですが面白いなと思っています。

 

片翼のディザイア

作詞:sky_delta 作曲:sky_delta

収録『アプルフィリアの秘め事』

 

音圧凄い。

ロックよりほぼメタル寄りなのでは?

情報量が最初からすごいのに間奏に入ったところからとんでもないことになっています。

この間奏ほぼデンカレ(電気式華憐音楽集団)みたいなもんだろ…。

曲だけ聴いても満足できそうなくらいにカロリーが高いです。

 

ボーカルの藍月なくるさんと音楽のsky_deltaさんは2人でEndorfin.という同人音楽ユニットで活動もされているので気になった方は要チェックです。

 

終わり